ーゲストハウスという新しい挑戦、オープンから今までどんな状況ですか?
細川和子さん(以下細川)予想以上にたくさんの方に利用して頂いて驚いています。
ーどんな方が利用されてますか?
細川 半分以上が外国人ですね。先週もインドの方が来られていたし、その前はイギリスの方、いろんな国から来られています。ここに泊まって富山県内の観光地に行くって人が多いかもしれない。
ー外国人の対応は大変ですか?。
細川 初めは、近隣に迷惑をかけるんじゃないかとか不安だったけど、今までのお客さんはみんないい人ばかり。言葉も、大抵カタコトでも日本語を話せる人はいて、わからない人にはスマホの翻訳アプリでなんとかなります(笑)。
ーお風呂も食事もないということで、町全体をホテルに見立て、飲食店やお風呂も宿を出て、町内の施設を利用してもらうという方針なんですよね?
細川 お店の案内は3ヶ国語で表記してるんですけど、それを見て行かれる人もいれば、ちゃんと前もって調べて来る人も多いですね。私が食べたいものを聞いて予約してあげたこともありました。
ーまずはこういう旅行者が町に来ているということを知って頂いて、より楽しんでもらえる環境になっていくといいですね。
細川 そうですね!
ーそれでは、「心に残るゲストのはなし」お聞かせいただけますか?
細川 初めてのお客さんだったからなおさら印象に残っているんだけど、大晦日の日に宿泊された東京の大学の学生さん7人のグループです。 みんな国籍が違うの。
ー初めてのお客さんが多国籍グループだったんですね。
細川 日本・モンゴル・フランス・インド・アメリカ・中国・台湾の男の子たち。初めての予約だったし、いろんな国の子がいるから、何か日本らしいおもてなしをしてあげたいと思って、年越しそばを作ってあげることにしたの。せっかくだから私の友達にも声かけて下の店(スナックもぐら)休みだったんだけど開けて、友達が持ち寄ってくれた郷土料理も出しておもてなししたのよ。そしたらみんなすごく喜んでくれてね。そうしてしばらく過ごしてたら、台湾の男の子が突然立ち上がって店を飛び出して行ったの。
ーえ、どうしたんですか?
細川 私も追いかけて行って見たら、そこの白竜橋の真ん中で大きな声で泣いてたのよ。男の子がこんなに大きな声で泣くんだなって驚くくらい。川の音で声をかき消そうと思ったんだろうね。
ー何かあったんですか?
細川 戻って来たときに「どうしたの?」って聞いたら「故郷を思い出した」って。
ーなんだかドラマチックですね。家族のような温かいものを感じたんでしょうね。
細川 普段はそこまでしないんだけど初めてのお客さんだったからね。
ーそういうおもてなしっていつも意識されてますか?
細川 されたくない人もいるからね。会ったときに感じるもので決めるんだけど、外国の子供が来たら浴衣を着させてあげたり蚊帳をつってあげると喜ぶよ。
ー日本の子供も喜びそうですよね!
細川 今の家には無いもんね!
ISSAさんが上市に着いたら上市町中の飲み処・食べ処を巡って松月に泊まってもらう → 翌朝、白竜橋下の芝生広場に友達をたくさん集めて剱岳をバックにU・S・Aを踊る。NAKAGAWAさんもODAKEさんもナリ君もサトシ君もコーイチロー君もリン君もみんな集まってギネスに挑戦!→ 気持ちよく帰っていただく