2021年11月6日(土)・7日(日)に開催された、今年で4回目となる『『上市えきなか古本市』

今回は上市駅開設90周年記念事業と同時開催となり、多くの町民や駅利用者の方々がスタンプラリー、写真展など多彩な企画をとおして駅の末永い賑わいを願いました。

初日は、記念セレモニーが上市駅構内で行われ、中川行孝上市町長が「町民とともに上市駅をいつまでも大切に育てていきたい」と挨拶。９０周年記念ロゴのヘッドマークも電車に取り付けられ、構内には駅利用者様から寄せられたメッセージが掲示され地下道には昭和期の旧駅舎や駅前などをとらえた写真60点が展示され、町営バスが全便無料運行されました。

『上市えきなか古本市』『上市駅上市駅開設90周年記念事業』のレポートが、観光大から届きました！

紹介しま～す。

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from 清水　沙樹 さん

　今年は富山地方鉄道上市駅開設90周年ということで、夏には上市駅ピアニーノの設置があったり、イベントの資金をクラウドファンディングで募集したりと準備が進められてきましたが、いよいよ11月6日(土)上市駅開設90周年記念セレモニーが行われました。セレモニーではくす玉開披の後、町内小学校5・6年生によるイラストやメッセージがラッピングされた『寄せ書き電車』に90周年記念ロゴのヘッドマーク取り付けが行われました。

　駅前地下道はこれまでの上市駅の歴史が分かる写真展になり、戦後の時代を感じる白黒写真から、だんだんカラーになっていき上市駅の建設の様子や駅前の様子、写っている人の服装や車で当時の様子を知ることができ、とても興味深かったです。お父さんの頃はね～や、じいちゃんは昔この電車でね～、など当時を懐かしみながらお子さんやお孫さんにお話されている姿が何件も印象に残っています。こうして何世代にも渡って同じ駅、同じ電車を利用し、そしてまた次の世代へと思い出がつながっていく、まったく違う世代でも同じ場所の思い出を共有できるのってすごく素敵！！そして、これからもたくさんの人の思い出がここに詰まっていくんだな～と感慨深い気持ちになりました。

　古本市は終始人が絶えず大賑わい、大忙しな2日間でした。スタンプラリーでは寄せ書き電車に取り付けた90周年記念ロゴのヘッドマークと同じステッカーがもらえるということで子供も大人も楽しんでおられました。このイベントを目当てに始めて上市町に来たというお声も結構聞いたので、今まで上市町を訪れたことがなかった方にもいいきっかけになったようです。また是非来ますと笑顔で電車で帰っていかれた方もおられ、また是非ゆっくりと上市町に遊びに来て今日とは違う魅力を発見してほしいなと思います。

　古本市が大盛況で終わり、撤収や片付け、だんだんいつもの上市駅に戻った頃、なんだか少し寂しい気持ちになったけど、また来年の古本市を楽しみにしつつ、皆さんまた来年も上市駅でお会いしましょう！

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