【第13回エコツーリズム大賞 特別賞受賞】
このたび、環境省並びに日本エコツーリズム協会が共催する「第13回エコツーリズム大賞」において、上市町観光協会が特別賞を受賞いたしました(2月21日、環境省において授賞式がありました)。
エコツーリズム大賞は、エコツーリズムに取り組む事業者、団体、自治体などを対象に、優れた取組を表彰し、広く紹介することで、全国のエコツーリズムに関する活動の質的・量的向上および情報交換等による関係者の連帯感の醸成を図ることを目的とした制度で、環境省と特定非営利活動法人日本エコツーリズム協会の共催により、平成17年度から実施されています。
第13回エコツーリズム大賞は、全国50件の団体等を対象に、審査委員による審査が行われた結果、9件の受賞が決まり、上市町観光協会は特別賞に選ばれました。
環境省は、エコツーリズムについて、「地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みです。観光客に地域の資源を伝えることによって、地域の住民も自分たちの資源の価値を再認識し、地域の観光のオリジナリティが高まり、活性化させるだけでなく、地域のこのような一連の取り組みによって地域社会そのものが活性化されていくと考えられます」としています。
今回の受賞に際し、上市町観光協会は、「地域の文化や自然環境を背景にした『物語』に特別な価値づけを行い、その『物語』に基づいて造成された多彩なツアープログラムを旅行者に提供している。観光地ではない地域におけるエコツーリズムの推進により、住民による地域の価値や、それに基づくプログラムの開発、保全が進んでいる」という評価を受けました。
具体的には、風カルチャークラブさんとの協働による上市町ならではのツアー「御持仏を彫る-越中・上市町-」「日石寺の磨崖仏・不動明王を訪ねる-越中・上市町-(初夏版)」「~越中とやまの薬と仏教~薬草と禅-森のくすり塾・in越中上市-」「日石寺の磨崖仏・不動明王を訪ねる-越中・上市町-(秋版)」「禊の滝行と新年を迎える門松づくり」の造成・催行、「エコツーリズムの町・上市で観光協会インターンシップ」の実施、小学校への出前授業「エコツーリズムって何?」「そのゴミが、いのちをうばうとしたら」など教育との連携といった取組が受賞理由だったことが、審査委員長の先生のお話からわかりました。
これは、古刹や霊水など信仰や祈りの場、厳しくも恵み多き豊かな自然環境、そこに育まれた歴史文化や産業が、霊峰剱岳にすべて由来して存在しているという、上市町ならではの独自資源が魅力あふれるものであることの証でもあると考えております。
今後、さらに、これらの独自資源を活かし、高い価値を提供できるよう、取り組んでまいります。
これからも、上市町の観光振興にご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。