体験

ECO2セミナー

"百薬"の不思議な世界

 薬用植物指導センターをメイン会場とする「ECO2セミナー"百薬"の不思議な世界」で、知っているようで知らない薬草の世界をのぞいてみませんか?

 講師の小川先生が楽しく誘います!

概要

薬用植物指導センターには百を超える薬草のサンプルが陳列されています。これら薬草を題材として、医学、薬学だけにとどまらず、歴史、染色、環境、異文化理解、農業、建築など、さまざまな分野を横断しながら、参加者のみなさんと"くすり"について語り合います。

主催:上市町観光協会 協賛:富山県薬用植物指導センター、協力:森のくすり塾

※「新しい生活様式」を踏まえ、感染症への対策を実施します。参加される方も対策へのご協力をお願いします。

2021年の開催スケジュールと講座内容案

●第一回 3月13日(土) 終了
越中とやま編~富山の売薬と和漢薬~
登場する主な薬草(薬)
オウレン、キハダ、熊の胆、マムシ、ブクリョウ、ゲンノショウコ、ドクダミ、ヨモギ、反魂丹、赤玉はらぐすり、ケロリンなど

時間:9時~12時30分

定員:20名予定

参加費:3,000円

 

●第二回 4月10日(土) 終了
チベット編~ヒマラヤの薬草とチベット医学~
登場する主な薬草、薬
ヒマラヤの青いケシ、大黄、冬虫夏草、麻黄、トリカブト、ナツメグ、ウスユキソウ、月晶丸、観音様の丸薬など

時間:13時~16時30分

定員:20名予定

参加費:3,000円

 
●第三回 5月15日(土) 募集中 ※お申込みは、ページ下部の「ツアーお申込みフォーム」をご利用ください

薬草が秘める美しき化学

薬草が秘めている美しくて不思議な分子構造。化学の視点で"薬草"、そして"くすり"を紐解いていきます。学校で学んだものとは違う化学の面白さを実感できる講座です。

時間:13時~16時30分

定員:20名予定

参加費:3,000円

 

●第四回 日程調整中

●第五回 日程調整中

●特別講座

検討中の講座内容

★薬の"効く"を考える

現代薬から漢方薬、健康食品に至るまで「〇〇に効く」はさまざまな文脈で用いられています。エビデンスがどのようにして生まれてきたのか。医学、薬学はそもそも科学的であり得るのか。薬草サンプルを題材にしながら、それら一つ一つの問題点について検証し、"効く"にまつわる概念を整理してみましょう。

★特別講座「キハダ・ワークショップ」

重要な薬草の一つ「キハダ」から薬膏をつくる体験です。濾過した残渣を用いたキハダの染め物体験も行います。

★特別講座「薬研で七味唐辛子づくり体験」

生薬をひいて薬を作るときに用いた伝統的な器具である薬研を使って、七味唐辛子をつくるワークショップです。

★日本薬学史~風土記(奈良時代)から薬局方まで~

★日本の医療民俗学~抜けた乳歯の投げ方は?~ナチュラルとケミカルの境目~

講師プロフィール

小川康先生:薬剤師であるとともに、日本人唯一のチベット医(アムチ)

富山県出身。1970年生まれ。「森のくすり塾」主宰。東北大学薬学部卒。薬剤師。

元長野県自然観察インストラクター。薬草会社、薬局、農場、ボランティア団体などに勤務後、99年1月よりインド・ダラムサラにてチベット語・医学の勉強に取り組む。2001年5月、メンツィカン(チベット医学暦法学大学)にチベット圏以外の外国人としては初めて合格し、2007年卒業。チベット医(アムチ)となる。チベットの歌や踊りにも造詣が深い。2009年7月小諸に富山の配置薬を扱う「小川アムチ薬房」開店(現在は「森のくすり塾」に改称、長野県上田市野倉に移転)。2015年3月、早稲田大学文学学術院を卒業。修士論文のテーマは「薬教育に関する総合的研究」

著書:『僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと』(径書房)『チベット、薬草の旅』(森のくすり出版)

期間

4月〜3月

◆ツアー申し込み

関連リンク