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2022年10月22日

大王杉の森ミニシンポジウム-その価値を守る・伝える-

大王杉の森ミニシンポジウム-その価値を守る・伝える-

~~~開催のご案内~~~

 

北アルプスの名峰剱岳。その厳しい自然環境の中に神秘的な「大王杉の森」が残されています。

「剱の大王杉」と称される立山杉の巨樹。幹回り10mを超える大きさを誇り、その堂々たる姿は大王の名にふさわしい威厳を放ちます。さらに、何本もの巨大杉が立ち並ぶその周辺は、まさに玉座の森といえましょう。

このたび、その貴重な森ついて学ぶため、ミニシンポジウムを開催いたします。

様々な分野の専門家の皆様とともにこの「大王杉の森」の価値を学び、その価値を守る・伝えるべく、保全も含めた持続的な活用を目指すきっかけにしたいと考えています。


■ 日時 10/22(土)15時開演 14時30分受付開始   ■ 参加費/無料、定員/90名程度

■ 会場 文化研修センター3F大会議室/上市町法音寺15-5

■ 内容 特別講演、パネルディスカッション/質疑応答

■ 講師・パネリスト

特別講演:一般社団法人屋久島アカデミー代表理事 小原比呂志氏

パネルディスカッション

・ファシリテーター:寺崎竜雄氏 公益財団法人日本交通公社/常務理事・観光地域研究部長

・パネリスト:小原比呂志氏

       中森健太氏 環境省/立山管理官事務所国立公園管理官

       水野恭一氏 株式会社風の旅行社/風カルチャークラブ企画開発室室長

■ 事前申込制 申込先:上市町観光協会/076-472-1515/info@kamiichi.jp


主催:上市町観光協会

後援:上市町、上市町教育委員会

協力:公益財団法人日本交通公社、一般社団法人屋久島アカデミー、株式会社風の旅行社


お問合せ・お申込み:上市町観光協会

TEL076-472-1515 / FAX076-472-1514 / info@kamiichi.jp


特別講演講師・パネリスト 小原比呂志氏

一般社団法人屋久島アカデミー 代表理事

1962年北海道十勝生まれ。鹿児島大学水産学部卒業。在学中から屋久島の渓谷や森林を幅広く探査する。

1989年、屋久島ガイド協会を創立。

1993年、屋久島野外活動総合センター(YNAC)創立。国内で最も初期からエコツーリズムに取り組み、エコツアーガイドとしてさまざまなフィールドの持続可能な開発を行ってきた。

2016年から4年間にわたり、NHK取材チームの隊長として未発見の屋久杉巨木調査を行い、「大捜索ドキュメント 屋久島"伝説の超巨大杉"」「ダーウィンが来た!」「捜索4年! 屋久島"伝説の超巨大杉"完全版」に出演。その成果は屋久島の巨木ランキング一覧を大きく変えた。

2022年YNACを辞し一般社団法人屋久島アカデミーを創立。『屋久島大学』プロジェクトを推進し、オンラインを活用して屋久島ガイドの養成や国内外の関係人口の増強に取り組む。

所属団体・資格

「屋久島学ソサエティ理事」「日本蘚苔類学会」「岡山理科大学非常勤講師」「環境省自然公園指導員」「屋久島野外調査研究会所属」「熊本ヤブコギマーズクラブ会友」「日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージⅠ」

著作等(共著)

『秘境の山旅』白山書房1993、『屋久島野外博物館フィールドガイドブック 安房・春牧』2021、屋久島環境文化財団ガイドブックシリーズ、『屋久島のコケガイド』2004、『屋久島の歴史ガイド』2021、『屋久島の民俗ガイド』2022


パネリスト 中森 健太氏:中部山岳国立公園立山管理官事務所国立公園管理官(自然保護官)

令和3年度環境省入省。釧路自然環境事務所勤務を経て、令和4年4月より中部山岳国立公園立山管理官事務所着任。

<環境省 国立公園管理官(自然保護官)>

国立公園内にて、開発行為などにより自然が破壊されることを防ぐため、また公園内に生息、生育する動植物を保護するため、様々な行為が規制されています。それらの行為に対して、許可や認可の審査を行っています。

自然公園法に基づいて指定される国立公園では、自然環境を厳正に保護する区域、その保護のための規制の強弱の区分け、利用するための施設などの公園計画を定めています。この公園計画は、変化する自然環境に対応する等の理由から定期的に見直されており、その調査や計画案を作成しています。

また、公園を訪れた人が自然への理解を深め、安全・快適に自然とふれあうことができるよう、ビジターセンターや歩道、トイレや展望台などの施設整備を行うとともに、それらの管理運営を行っています。


パネリスト 水野 恭一氏:株式会社風の旅行社 風カルチャークラブ企画開発室室長

<株式会社風の旅行社>

1991年創業。代表の原社長はJATA副会長。

現地とのつながりを大切にし、現地との協同で造られた旅が人気。ネパールをはじめ、チベット、ブータン、モンゴル、モロッコ、南米など、現地の歴史、文化、習慣、生活を尊重し、観るだけでなく現地の人々の暮らしに触れ交流ができる旅づくりを目指す。2001年、生涯学習の有隣堂カルチャークラブを風カルチャークラブというブランドとして 引き継ぎ 、テーマ型の講座、国内旅行、海外旅行を企画し販売。上市町観光協会とは、2014年の現地視察以来、協働関係にあり、上市町の資源を活かした様々なプログラムを造成販売している。


ファシリテーター 寺崎 竜雄氏:公益財団法人日本交通公社 常務理事/観光地域研究部長

<公益財団法人日本交通公社> ※公益財団法人日本交通公社HPより引用抜粋

1912年に外客誘致を目的としたジャパン・ツーリスト・ビューローとして誕生し、1963年に営業部門(現・株式会社JTB)を分離してからは研究・調査に特化した組織となり、2012年に公益財団法人へ。さらに2016年には文部科学省から学術研究機関の指定を受けた。我が国では数少ない観光を専門とするシンクタンク・コンサルタントとして、国・地方公共団体・公的機関等から様々な業務を受託し、国や地方の観光振興の一翼を担う。また自主事業として、旅行・観光を様々な角度から研究する自主研究の推進を軸に、セミナー・シンポジウムの開催や書籍の出版を通じた研究成果の公表に加えて、旅行・観光関連の6万冊以上の蔵書をもつ「旅の図書館」を運営。「観光文化の振興」を担う公益財団法人として、様々な調査研究事業を進めることにより、観光を通じた豊かな社会の実現に貢献。

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